7月13・14日開催市民説明会の報告(2013/07/15)

 

7月13・14日 市民説明会

事実上の新築移転案に抗議の声相次ぐ

 7月13日(土)、14日(日)、市が「庁舎整備の基本方針案」についての市民説明会・意見交換会を5カ所で開催。

会場からは次々に批判の声

(河原町)
「住民投票の結果を反故(ほご)にしている」
「議会が有効とした住民投票を無視している」
「1号案を作った日本設計の検証は信頼できない」

(気高町)
「耐震改修2号案と同じ基準(設計単価)で計算すると、新築移転1号案も建設費が82.8億円に増加、さらにその他経費が加わるので、 住民投票時に示した金額の74.8億円では『到底実現できない』。
 市長はこの試算結果を隠し続け、市民に正確な情報を提供しないまま、今年五月の市民意識調査を強行した。」 

「市長は辞職して、庁舎整備を市長選のテーマにせよ」
「市の防災マップでも市立病院跡地は浸水の恐れが高い」

(湖山町)
「進め方がおかしい。公開討論会を持って、市民に説明し納得を得るべき。できなければ白紙撤回すべき」
「市の借金は3千億円。有効求人倍率も低い。人口は今後激減」
「合併特例債も借金であり、元々国民の税金。ただで出来るように言うのはおかしい」

(さざんか会館)
「市民の命とくらしを守ると言うなら、学校・公民館などを重視すべき」

(国府町)
「金額を減らせばよいという問題ではない。今あるものを大切に…総合支所の充実などもっと優先すべきことがある、というのが市民の思いだ」
等々。

これに対する市長の回答は?

  市議会は、「2号案」を検証した結果、その案のままでは実現できないと最終報告した。
住民投票についてはこのような問題点が明らかとなり、意識調査の結果では、整備方法に関して市民の意識は確実に変わってきている。
したがって、住民投票をこれまでの経過の一つとして位置付け、現時点における市民の思いを十分に反映した庁舎整備を進めるべきである。
防災、市民サービス機能を重視し、出来るだけ費用を抑制した全体構想を速やかに作りたい…

 

  という方針案の趣旨を繰り返すばかりで、市長に対する問いかけに対しては無視し続けて不誠実な態度に終始した。 
これが市長の「真実を語り抜く」の実体かとあきれるばかり。
 この会は「市民説明会・意見交換会」のはずだが、竹内市長には自分の思いを市民に伝えようという姿勢は全く無く、市民の質問に対して問題をすりかえはぐらかし、「時間が来たのでここまで!」と途中で議論を打ち切るだけであった。
 結局、「市民に説明した」という記録を残すための既成事実作り、アリバイ作りのためのイベントでしかなかった。

 

住民投票結果無視は許されない!!

住民投票の「市民の思い」を単なる費用の問題に矮小化

 「住民投票では要するに費用が少ないということで耐震改修案を選んだ人が多い」と断定し、「できるだけ費用の少ない全体構想をまとめていきたい」などと述べていますが、耐震改修より費用の少ない新築移転などありえません。それをまるで費用さえ落とせば新築移転でも許されるかのように言うのは、自分に都合のよいスリカエ、ゴマカシであり、開き直り以外の何物でもありません。

会の進行にも問題 発言を1人1回、3分に制限し、1人が発言したら、反対の意見がないか聞いて、それ以上の追及はアンケート用紙に書いて下さいとするなど、厳しく制限。多くの方に発言してほしいのでと言い訳をするが、ならばもっと時間と場所を増やすべき。わずか5カ所、1時間の設定では、説明会を行ったという言い訳づくりのためのものとしか思われません。これが住民投票から1年、初めての市民の意見を聞く会かと思うと憤りを通り越して悲しくなります。

 

市庁舎新築移転を問う市民の会 ☎:0857-25-4558  FAX:0857-25-4559

 

 

 

 

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