耐震改修を求める民意は変わってはいない!

「意識調査」結果は、耐震改修31%、新築移転30%    

 専門家委員会の行った意識調査結果は、耐震改修が31%で、新築移転30%より1%多いというものでした。

 耐震改修と新築移転が伯仲・拮抗したように見えますが、ここにもゴマカシ、スリカエがあります。住民投票は二者択一でしたが、なぜかこの意識調査では唐突に「現在地新築」という曖昧な選択肢(統合かどうかも不明)が付け加えられ、さらに、「もう一度よく検討して決めるべき」という選択肢も付け加えられました

 この結果、新築移転には反対だが、現在地ならばよいだろうと、場所を重視して「現在地新築」を選んだ人が多いことが読み取れます。

 また、耐震改修がよいと思ってきたが、日本設計の検証で「実現不可能」「費用が倍以上かかる」とされたことにより、よく分からなくなった人が、「もう一度よく検討して決めるべき」を選んだと読み取れます。 

そのように、耐震改修を支持する人が分散するように仕組まれていた設問だったといえます。が、しかし、それにもかかわらず、耐震改修が多数を占めたという結果は、耐震改修への支持が非常に根強いものであることが証明されたものといえます。

耐震改修実現を求める署名、約2万6千筆に達する!  

 「市民の会」は、2月以来、住民投票で選ばれた耐震改修案の早期実現を求める要請署名活動に取り組み、現在その署名が約2万6千名に達しています(この数は通常の要請署名としては極めて大きい数です)。

 また、住民投票1周年の5月20日の要請と抗議の集会とデモに200名を超える(昨年の住民投票直前のデモより多くの)市民が参加したことも、市民の意思が決して変わっていないことを示しています。

 「市民の会」は、こうした市民の支援、励ましを受け、「耐震改修案が実現できない」などというごまかし(☛別紙チラシを参照)を、丁寧に説明しながら、理解を広げていく活動に引き続き取り組みます。

住民投票の結果はいったい何だったか?

 市長は6月末には市長自身が整備方針を打ち出すとしています。が、1年前の住民投票とは一体何だったのでしょうか。

 住民投票の結果は、市が進めてきた新築移転案に主権者である市民の多数が「ノー」を突き付けたのであり、市民は、国や市の厳しい財政、少子高齢化の問題、市民生活の厳しい状況、まちづくり等々を考えて、もっと優先すべき課題があるとの思いで、「今は、あるものを大切に使い、より費用のかからない耐震改修を」という選択をしたのです。

 私たちは、市長及び市議会がこうした市民の思いに寄り添い、住民投票結果を尊重して、耐震改修の具体化に向けて一刻も早く取り組むよう改めて要求するものです。鳥取市に民主主義を取り戻すのかどうかが今問われています。

市庁舎新築移転を問う市民の会 会長 吉田 幹男

〒680-0034 鳥取市新町201番地 ☎25-4558 FAX 25-4559

 

 

 

 

「耐震改修を求める民意は変わってはいない!」への1件のフィードバック

  1. 中心市街地の活性化、と市長は事あるごとに言う、しかしその市街地とは
    どの範囲のことですかね、庁舎移転はその事と矛盾しないと思っているの
    ですかね。不思議だね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">